ぼくたちは見た〜ガザ・サムニ家のこどもたち〜(86分)監督:古居 みずえ

ぼくたちは見た〜ガザ・サムニ家のこどもたち〜(86分)監督:古居 みずえ

1,400人という多くの犠牲を出した、2008年から2009年にかけてのイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への攻撃。監督は攻撃直後に現地に入り、300人以上のこどもたちが犠牲になっていたことに大きなショックを受け、取材を始める。

カメラは、家族を失いながらも懸命に生きる子どもたちの生活を静かに見守り、彼らの心の傷と変化を写し出す。ガザにはストリートチルドレンは存在しない。

親を失い兄弟を失っても、兄弟姉妹やおじさん、おばさんといった大家族が彼らを引き取り、新しい絆を深めていく。瓦礫のあとで遊びながらたくましく生きていく子どもたちの“生きる力”“人間力”が心に響く。

子どもたちの目線から戦争を描いたドキュメンタリー。

座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル大賞

古居 みずえ(監督)

古居 みずえ(監督)

1948年島根県生まれ。アジアプレスインターナショナル所属。JVJA会員。1988年よりイスラエル占領地を訪れ、パレスチナ人による抵抗運動、インティファーダを取材。パレスチナの人々、特に女性や子どもたちに焦点をあて、取材活動を続けている。他にもインドネシア、アフガニスタン、アフリカのウガンダの子どもたちなどの取材を続けている。新聞、雑誌、テレビ(NHK総合、NHK教育、NHKBS,テレビ朝日)などで発表。ニコンサロン、コニカプラザなどで写真展開催。著書に「インティファーダの女たち」(彩流社)、「ガーダ 女たちのパレスチナ」(岩波書店)、写真集に「瓦礫の中の女たち」(岩波書店)、「ぼくたちは見た ガザ・サムニ家のこどもたち」(彩流社)。2005年DAYS JAPAN審査員特別賞受賞。2006年第1回監督作品「ガーダ パレスチナの詩」(http://ghada.jp)を渋谷アップリンクにて劇場公開。同作品は第6回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞。2011年第2回監督作品「ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち」(http://whatwesaw.jp)を渋谷ユーロスペースにて劇場公開。

予告編

ぼくたちは見た〜ガザ・サムニ家のこどもたち〜 予告編