奈緒ちゃん
伊勢 真一 監督/ 98分 | 突然発作を起こす病気「てんかん」と、知的障害を持って生まれた奈緒ちゃん。 しかし、この映画は奈緒ちゃんの発作の様子を撮ることなく、彼女の家族との日々を見つめたものとなっている。奈緒ちゃんと家族の「しあわせ」を写した12年間の記録。 「姉に長女が生まれた。しかし、普通ではない、何かの病気のようだ」
姉の長女、奈緒ちゃんの病気がてんかんで、知的障害をともなっているとわかったのは、それからさらに数年後でした。ドキュメンタリーの仕事を始めて、父にかかわりのあるスタッフとめぐりあい仕事を共にするようになった頃、奈緒ちゃんはすでに小学生になっていました。
「映画づくりにかかわる人達の気持ちは理解できない」とさかんに首をかしげていました。
てんかんという病気には発作がともないます。
発作を描けばインパクトも強く、病気に対する理解も得やすいかもしれないが奈緒ちゃんのその姿を見せ物にするのは忍びない。
このフィルムには「しあわせ」が写っているとつぶやいたのは、大ベテランのカメラマン、瀬川さん。「しあわせ」という言葉がなぜだかとてもなつかしく、新鮮な響きに聞こえたのを今でも忘れません |
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8月30日(金) 15:30- | ||